『HSUテキスト7』

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No.9784863956735
(Happy Science University Course Textbook 7)
- 未来創造学入門I(上) -
(Introduction to Future Creation Theory I)
初版2015年6月1日

第1章 未来創造学とは何か

  1. 未来創造の意味
    • 「幸福の探求と新文明の創造」
      (マックス・ウェーバー)
    • 未来創造学部の使命とは
    • 国論を変え、夢の未来を創造する学部
  2. 両コースの科目群を同一学部で学ぶ意義
    • 自分の考えを人に伝える訓練が必要
    • 「人の心をつかむ力」と「専門知識」が大事
    • 『創造性』を高める
    • スターやクリエーターにも政治的見識が必要
    • 新しい学問が求められている
  3. 自由からの繁栄
    • 政治とは『創造性の芸術』である
    • 制度をつくる以前の「思想」が大事
    • 「労働」「仕事」「活動」について
      (ハンナ・アーレント)
    • 自由は「複数性」から生まれる
    • 未来創造学の目的とは
  • 映画「ハンナ・アーレント」

第2章 民主主義の歴史と理論

  1. 民主主義と哲人王
    • 「歴史の終わり」か「歴史は繰り返す」か
      (プラトンアリストテレス)
      (アリストテレスの6政体論)
    • 「自由」と「平等」を求めて社会変革が起きる
      • [参考] ピューリタン革命とは
      • [参考] 主権とは
      • [参考] 民主主義と国民主権の関係
    • 近代民主主義の出発点は、神の子としての良心を守る「信教の自由」
      (マルチン・ルター)
  2. 民主主義の二つの方向性
    • 2種類の民主主義
    • 「自由と平等」の問題
      • [参考] 結果平等の考え方
  3. 民主主義の美点と弱点
    • 民主主義の二つの長所
      (松下幸之助)
    • 民主主義の弱点
      • [参考] 共和政とは
      • [参考] 共和主義とは
  • 映画「クロムウェル」
  • 映画「ダントン」
  • 映画「リンカーン」

第3章 全体主義との対決

  1. ファシズムと共産主義
    • ファシズムは民主主義から生まれた
    • アーレントによる全体主義の分析
    • P.F.ドラッカーによる全体主義の分析
    • 企業の「マネジメント」が全体主義を防ぐ
  2. 2種類の革命
    • ロシア革命・中国革命のルーツはフランス革命
    • ルソーカントがフランス革命に与えた影響
    • フランス革命には、善悪の両方がある
  3. 全体主義と自由
    • ヒトラーが唯一嫌がったことは「自由主義」
      (フリードリヒ・A・ハイエク)
    • 「自由」の意味に注意する
      [参考] アメリカの保守とリベラル
    • 全体主義とは、「神仏の心を無視した国家の暴走」
  • 映画「シンドラーのリスト」
  • 映画「クロッシング」

第4章 宗教と政治

  1. 宗教と政治の関係
  2. 国による違い
    • イギリス・ドイツ・アメリカの政教分離
    • ヨーロッパでも例外的なフランスの政教分離
    • 日本の政教分離の解釈
  3. 民主主義と哲人王支配の融合
    • 大切なのは「人」と「思想」の中身
      (聖徳太子)
    • 政教分離原則の問題点
    • 文明転換の理論――智慧と慈悲の時代へ
  • 映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
  • 映画「わが命つきるとも」

第5章 ジャーナリズムの現状と課題

  1. ジャーナリズムの根拠
    • 三権分立とマスコミ権力の登場
      (シャルル・ド・モンテスキュー)
    • マスコミへの「隷属への道」
  2. ジャーナリズムの現状
  3. ジャーナリズムの未来
    • 「複数性」が自由な議論を生む
    • マスコミに求められる姿勢
    • 政治家や一般国民に求められる見識と、マスコミへの啓蒙
      (ヘーゲルソクラテス)
  • 映画「ニュースの天才」
  • [コラム] 映画「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」

第6章 財産権と小さな政府

  1. 財産権と自由
  2. 小さな政府
  3. 社会保障
    • 「社会保障と税の一体改革」の問題点
      (日本の社会保障制度の体系)
    • 2種類の保障
      [参考] 年金問題について
      (厚生年金加入者の世代間格差の金額)
    • 福祉国家の将来について
      (オットー・フォン・ビスマルク)
    • 年金問題解決の具体的方法
      [発展] 年金国際(永久国債)の発行
      (年金破綻処理の基本的な考え方)
    • 宗教的観点から見た「大きな政府」の問題点

第7章 国際政治の現実と理想

  1. 国家の定義と主権の概念
    • 「国家」の定義
      1. 国境によって区分された領土
      2. その領土内で一つにまとまった国民
      3. その国民を支配する唯一最高の権威(主権)を持った権力構造
  2. 国際政治の基礎理論
    • リアリズムとリベラリズム
      (ウィンストン・チャーチルニッコロ・マキャヴェリ)
    • 軍事・外交に関する考え方
      [参考] 安全保障とは
      (システムとしての国際安全保障体制、レジームとしての国際安全保障体制)
      1. 覇権モデル
      2. 勢力均衡モデル
      3. 集団安全保障モデル
      4. 集団防衛モデル
      5. 協調的安全保障モデル
      6. 「共通の安全保障」モデル
      • 集団安全保障と集団的自衛権の違い
        (システムとしての国際安全保障体制、レジームとしての国際安全保障体制)
    • 覇権国は100年周期で交替する
      (モデルスキーの長期サイクル論)
      (バラク・オバマ)
  3. 文明の衝突を超えて
    • キリスト教文化圏だけでは世界を包囲できない
    • 「国際共産主義」に警戒を
    • 「よい国」と「悪い国」を見分ける基準
      (孔子イマニエル・カント)
    • 「地球政府樹立」の落とし穴
    • 「神の正義」について
    • 宗教戦争・民族対立の最終的な解決策
  • 映画「墨攻」
  • 映画「13デイズ」

あとがき