釈尊の出家
Fri, 17 Mar 2017 21:55:58 JST (2605d)
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- 仏教の原点から探る出家の意味とは -
2017年2月26日、 特別説法堂
1.釈尊が出家した時代の社会的背景とは
- オリジナルに戻って、「釈尊の出家」に関する話をしたい
- 「お釈迦様」は「釈迦族の偉い人」というぐらいの意味
- 強国コーサラ国の属国的な位置づけだった釈迦国
- コーサラ国には「祇園精舎」、マガダ国には「竹林精舎」があった
- 父はシュッドーダナ王(浄飯王)、母はマーヤー(摩耶夫人)
- 里帰りの途中で急に出産した摩耶夫人
- 「天上天下唯我独尊」という言葉が意味するもの
2.少年期・青年期の釈尊はどのような気質だったのか
- 釈尊を産んで、一週間後に亡くなった摩耶夫人
- 叔母のパジャーパティーが義母になり、釈尊を養育した
- 幼少時に"読み・書き・そろばん"をマスターしていた釈尊
- 「釈尊は文武に秀でていた」という説
- 「青少年期には木陰などで瞑想していることが多かった」という説
3.釈尊に出家を思いとどまらせようとした父王の“作戦”
- 「転輪聖王」か「仏陀」か――アシタ仙人の予言
- 四人の妻と三季の宮殿
- 「出家しないように、この世に関心を持たせよう」とした父王
- 中村元氏が釈尊を「議長の息子」のように捉える理由
- 衛生観念に優れていた釈尊
- 実によく、釈尊の世話をした「マハーパジャーパーティ」
4.釈尊が王子の地位を捨てて出家したきっかけとは
- 「ヤショーダラ―との結婚」と「一子ラーフラの誕生」
- 「四門出遊」の説話と釈尊の出城
5.「出家する」ことの本当の意味と試練
- 出家とは「この世のしがらみを断ち、修行態勢に入ること」
- 「仏法は王法に優越する」という伝統的価値観
- 「心のなかで思っただけでも罪になる」のは法律より厳しい
- 出家とは、自己の執着との戦いの"始まり"
6.釈尊が発見した「出家後の正しい修行のあり方」とは
7.出家後の悟り―「宇宙即我」とはどのような体験だったのか
8.宗教の普遍的な修行は「執着を断つこと」
- 「人間の本質は五官を超えた霊的存在だ」という悟り
- 「色・金・欲」を叩くジャーナリズムのなかにある"宗教的な側面"
- 資本主義の時代にも有効な修行のあり方とは
9.現代的な仕事でも、結婚や子育てが束縛になる面がある
- 一子ラーフラの名付けの驚くべき由来
- 1986年以降、家庭の難度が上がった理由
- 結婚後に「仕事の業績」が落ちる理由
- アドラーは、仏教の「中道」のことを言っている
10.釈尊は「禁欲」と「苦行」をどう捉えたのか
- ジャズ・ドラマ―の映画「セッション」に描かれた"苦行"
- 仏教が世界宗教になったのは、釈尊が「苦行」を捨てて「智慧の教え」を説いたから
11.出家とは「大いなる目的」のための「常識との戦い」である
- 悟りを妨げるために「常識」で攻撃してきた悪魔たち
- 出家のとき、降魔のときに、世間の常識は通用しないところがある