清水幾太郎

Thu, 11 Apr 2019 17:10:53 JST (1847d)
Top > 清水幾太郎
(Shimizu Ikutaroh)    1907~1988年(東京都生)
社会学者、評論家

過去世*1

経歴*2

東京帝国大学文学部社会学科在学中からフランスの社会学者オーギュスト・コントの研究に取り組む。同大学助手などを経た後、第二次世界大戦中には読売新聞社の論説委員を務める。
『社会学講義』『社会心理学』などを執筆し、日本の社会学研究に多大な影響を与える。
基地闘争や60年安保闘争においては市民運動の先頭に立ち、「進歩的知識人」の代表と評される。
安保以降はマルクス主義的な歴史観との決別を表明。憲法改正や核武装を唱えるなど、大きく右寄りに旋回し、思想界に衝撃を与える。
1980『日本よ 国家たれ――核の選択』では、平和運動や戦後民主主義そのものを批判し、日本の自主性、独立性を強く訴える。
日本語の優れた書き手としても知られ、『論文の書き方』『私の文章作法』などが長く読み継がれている。