悪魔

Tue, 12 Sep 2023 21:05:18 JST (236d)
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(akuma)

 
  • 通常の人間であれば悪霊が取り憑くが、「悟りを開こう。宗教的指導者になろう」と心がけている者のところには、それ相応の「悪魔」が現われる。*1

悪魔のささやき*2

  • 普通、最初に聞こえてくるのは、「死ね」とか「殺してやる」というような声。

魔に打ち克つ武器*3

  • 悟りへの修行をしている人自身の自覚、意志の力が試させられる。
    不退転、不動の姿勢こそ、悪魔に打ち克つための決定的な武器となる。
    • 悩みを持っていると悪魔に揺さぶられるもとになるので、悩みを一つひとつ消し込んでいくという具体的な努力をする。
    • 強い信仰心を持って、積極的に明るく建設的に生きる。
    • 智慧を身につけて、問題を一つひとつ丁寧に解決していく。
    • 決断すべきときには、リスクを恐れず決断し、人の評価を怖れない。

悪魔から身を護る防衛術*4

  1. 日ごろの正しい生活と精進力
    • ルーチンをきっちりやり、これをくずさず、霊調(霊的な調子)を維持。
  2. 食事・運動・睡眠のコントロールで体力をつくる
    • 体が弱ってくると、悪霊や悪魔を跳ね返せない
    • 「睡眠の確保」も非常に大切
    • 悪魔の活動時間は夜であることが多いので、大事な判断を伴うものは、なるべく日中に行うように努力する
  3. 「知的ブラッシュアップ」と「情報の取捨選択」
    • 頭が固くなると、新しい事態や出来事に対処できなくなるので、常に知的刺激を与えつつ、勉強等を続けていくことが大事
      • 霊調が悪かったら、少し情報等を制限して、頭を空っぽにしてみるような努力も時には必要かもしれない
  4. 仕事上、経営上の問題解決をしておく
     普段持っている仕事で、解決できないようなところに乗り上げている場合は、悪魔などを祓うのは非常に難しいことが多い
    • 問題解決に必要な「細分化」や「分限を知ること」
      • 現実的に、自分が背負っている荷物をもう少し細分化して片付けるなり、「自分ができる限度はこのくらいかな」という分限を知ることが大事
    • 悩みがたくさんあるときには、まず「整理整頓」を
      • 基本的には、「一日一生」、「その日にできる仕事はその日のうちにする」
    • クリエイティブな仕事に必要な「材料の供給システム」
      • 「どうしたら、材料の供給が絶えないようにして、リソースフル(資源・機知に富んだ状態)になるか」という工夫が必要

悪魔の行動原理*5

  • 憎しみ
    • 「人に対する憎しみ」「排撃性」「排他性」「恨み」、こうした特徴が強く出てくる
  • 執着
    • この世的なものへの執着が、非常に強く増幅されるところがある
  • 名誉心
    • 心のなかに強く入っているものが「偽我」や「偽善」と言ったものである場合には、残念ながら、天上界の光を受けていないことがある

権力が大きくなると、やはり脇が甘くなっていくので、やっていることもだんだん傲慢になっていったり、周りの意見をあまり聞かなくなったりする

悪魔に憑かれないための心構え*6

  1. 立場が上がれば上がるほど「謙虚さ」が必要
  2. "自分ファースト"をやめ、「利他の思い」を強める
  3. 「動物的な生存欲求、自己保存欲」を乗り越える
  4. 「他人の不幸を喜ぶ気持ち」を自戒する
  5. 宗教における「寛容の精神」の大切さ
  6. 「呪いの言葉」を減らし、「祝福の言葉」を出す
  7. 自分自身の執着を断つための「布施修行」

悪魔が取り憑けない人*7

  • 忍辱
  • 不退転の心
    • 仏教修行の過程で得た信仰や境地から退歩しないこと
      • 「怠らず、常に修行を続けていく」という心構え、「どのようなことがあっても立ち直っていく」という心境のこと
  • 信仰の継続