嘘をつくなかれ。
Sat, 11 Apr 2020 22:21:29 JST (1480d)
Top > 嘘をつくなかれ。
2020年3月27日、 特別説法堂
1.「知的正直さ」が成長を促す
- 「八正道」のなかの「正語」が今回のテーマ
- 渡部昇一著の『知的生活の方法』に出ていた「知的正直」という言葉
- 「知的正直さ」よりも「結果」を重視すると、どうなるか
- 将棋等で「ごまかし」をする人は強くならない
- 解答を見て移すだけでは、学力は伸びない
2.勉強や学問に必要な「自分をごまかさない精神」
- 一冊の本を「まえがき」から「あとがき」まで読むのが基本
- 試験には出なくても大事だと思って勉強した「憲法成立史」
- 正直に勉強していると、「もとにあるもの」に関心が広がる
- 入門書を何冊か読み、大事なものは繰り返し読んだ
- 学問の出発点には「自分をごまかさない精神」がある
- 環境の差でよい結果が出ている場合、あとで実力が試される
- 大切なのは、勉強の「結果」ではなく、勉強の「仕方」や「態度」
- 全体が見えないと、分った感じがしないタイプだった
3.嘘から信用は生まれない
- 仕事においても大事な、「ごまかさない」態度
- 宗教においては、「ごまかし」が決定的な問題になることも
- 最初の格闘は「言葉」から始まった
- 東京流の「お愛想」「お上手」にショックを受けた私
- 仕事において大切なのは「信用」
4.正しく語るためのチェックポイント
- 真実語を語ることが大事
- 悪口――言葉で、他人を傷つけなかったか
- 妄語――内容を偽ったり嘘をついたりしていないか
- 綺語――他人を迷わし、うぬぼれさせたりしていないか
- 両舌――仲違いをさせ不安に陥れるようなことを語らなかったか
5.新型コロナウィルス感染をめぐって嘘を言い続ける中国
6.「嘘」と霊界とのかかわり
- 文学や芸能において、嘘を生業としてはいけない
- 想念の曇りが「嘘を好む種類の霊界の住人」を引き寄せる
- 「知的正直さ」を持って霊言の探究をしてきた欲望に翻弄されると良心を失う
- 嘘を"盛る"週刊誌等には、来世、厳しい判定が待っている
7.「結論」を間違うと来世で苦労する
- 「結論」が間違っている学問をつくれば、学者でも地獄へ行く
- 「懐疑の心」で宗教学を勉強したために地獄に堕ちた岸本英夫氏
- 仏陀の言葉を信じていなかった仏教学の泰斗・宇井伯寿氏のその後
- 犯罪の世界ばかりを書き続け、地獄に通してしまった松本清張氏
- 世界的業績をあげたが、霊的な部分を軽視し地獄に堕ちた中村元氏
- 「坐禅の格好をすれば仏さんになれる」と説いて地獄に行った澤木興道氏
- 「禅宗の始まり」において、すでにそうとうのすり替えがある
8.「悪を押しとどめ、善を推し進める
- 親鸞の「悪人こそ救われる」という教えを間違って解釈した善鸞
- 釈尊は、アングリマーラを折伏し、殺人をやめさせている
- 親鸞には、自分が悪人だという自覚や「反省の思い」が強くあった