六大煩悩

Tue, 13 Oct 2020 19:36:02 JST (1299d)
Top > 六大煩悩

(rokudaibonnoh)

 

人間の正しき思いを迷わせ、地獄へ墜とす重大原因*1

  • 心の三毒(a.貧・b.瞋・c.癡)および
  • d.慢(man): うぬぼれの心
  • e.疑(gi): 疑いの心
  • f.悪見(akuken): 種々の間違った見解

  • よく頑張った結果であっても、その評価を受けるような立場に立ったならば、周りの人々にお返ししていくのが正しい人生。
  • 30歳ぐらいまではある程度自己確立の時期だが、それ以降は「お返しの人生」。

  • 人間には、よいところと悪いところの両方があるが、悪いところばかりを見すぎるのは危ない。
  • 悪いことを指摘するときは、「人を導こう」という気持ちを持つ必要がある。

悪見

  • 自分にとって都合がよいかだけでなく、善悪(神仏の心に適っているか)でものごとの基準を持つ必要がある。
  • 代表的な悪見*2
    1. 身見――「肉体のわれが本来の自分」とする誤認
      • 「肉体を持っているところのわれ、この肉体のわれが本来の自分である」と誤認することなど
    2. 辺見――「死んだ後、どうなるか」に対する両極端の見方
      • 断見――「死ねば、そこで一切のものが断じられ、失われる」とする見解
      • 常見――「現在ただいまあるがごとき自分自身が、その姿が、その考えが、その感覚が、死んだ後も同じく続いていく」という考え
      • 断見・常見とも、両極端であり、真理はこの二辺を離れたるところの中道にある
    3. 見取見――「唯物論のみが真理」とする見方に執われること
      • 「物質のみが存在し、唯物論のみが真理である」とする見方など
    4. 戒禁取見――間違った戒律を守り行じている者の見解
    5. 邪見――仏法真理を知らず、誤てる宗教信条を奉ずること
      • 人間として生きているかぎり過ちや間違いを犯すだろうが、それは、本来、罪の子としてつくられたということでは断じてなく、神仏は、尊いものとして、素晴らしいものとして、創られた。
      • もし悪しき現象が現れ、悩みが現れ、苦しみが現れ、悲しみが現れているとしても、それは「因果の理法」に基づいて生じたものである