J・S・ミルに聞く「現代に天才教育は可能か」
Wed, 24 Feb 2016 21:24:28 JST (2989d)
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- ジョン・スチュアート・ミルの霊言 -
2014年6月28日、 総合本部
『J・S・ミルに聞く「現代に天才教育は可能か」』
『J・S・ミルに聞く「現代に天才教育は可能か」』
1.J・S・ミルに新時代の「天才教育論」を訊く
- 3歳でギリシャ語、8歳でラテン語を学んだ天才児
- 天才教育には功罪がある
- IQ200と推定されるJ.S.ミル
- 語学は「終わりがない戦い」
- 20歳の頃、「早熟の天才が陥りやすい罠」にはまる
- キリスト教道徳を批判したミルの『自由論』
- 『自由論』では、「多数の専制」に対する恐れも指摘
- 真理をつかんだ人は、一人しかいないこともありうる
- 「女性の解放論」を説くなど、時代に先駆けたところもあった
- 19世紀の天才J.S.ミルを招霊する
2.現代日本で天才を育てることは可能なのか
- 天才教育が成功するための条件
- 寮生活には、プラスの面もあれば、難しい面もある
- 芸術性の高いものほど、若いうちの天才教育には効き目がある
- 小さいときに「語学」ができても、あとで抜かれることもある
- 「天才、必ずしも幸福ならず」
- 秀才校に入ったのに、なぜ伸びなくなることがあるのか
- 集団教育のなかでは、天才は育ちにくい
- 英才教育の伝統は、日本にも江戸時代からあった
- 日本が、有色人種の国のなかで際立って優秀である理由
3.大学教育における宗教教育について
- 道徳律のなかの高邁な部分については学ぶべき
- 宗教は、学問的な発達に蓋をしてはいけない
4.「イギリス社会主義の父」と呼ばれるミルの真意とは
- 少数派の人たちを救うことは間違っているわけではない
- 「富の再配分」といっても、昔と今とでは事情が違う
- 努力した人を、サボった人と同じに扱うことはフェアか
5.日本の民主主義の問題点
- 今は、出版界もマスコミも玉石混淆の状態
- 知識が氾濫している今、求められる人材とは
- 多数の意見であっても、必ずしも心理や正義とイコールではない
- 多数の専制は、走り出したら止められないことがある
- 「何をもって危害とするか」という判断は極めて難しい
- 「何が最大多数の最大幸福なのか」が分かりにくくなっている
- エリートの基準をつくることが、今の混沌期の仕事
6.宗教にもイノベーションは必要
- 啓蒙主義とは、切磋琢磨しながら優れた人が出てくるシステム
- 昔の思想を現代に適用すると、人権侵害になる部分もある
- 思想の一部は、時代に合わせて改変していく努力が必要
7.近代以降の政治の原理についてどう考えるか
- 民主主義の長所・欠点を、専制国家と比較しながら分析する
- 意見としては正しくとも、軍事力が弱ければ敗れる
- 民主主義・専制国家を問わず、神の言葉に対して謙虚であれ
- 自由を守るべく命を懸けて戦うことは、現代にもありうる