青春の日のハンナ・アレント

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2019年4月10日、 特別説法堂

第1章 青春の日のハンナ・アレント

1.幸福の科学の思想の源流の一つ、ハンナ・アレント

  • 大学時代に書いた論文「H・アレントの『価値世界』について」
  • 東大法学部の篠原ゼミに参加するために書いた論文
  • 当時、日本にはアレントに関する参考文献はなかった
  • 東西冷戦下でアレントの思想に関心を持つ
  • 「1970年安保」では東大でも学生運動が激化

2.ハンナ・アレントの生涯と思想

  • 哲学者のハイデガーやヤスパースらに師事したアレント|
  • アレントが書いた博士論文「アウグスチヌスにおける愛の概念」
  • 幸福の科学の基本三部作にもつながっている
  • 論文「H・アレントの『価値世界』について」
  • アレント研究には哲学や歴史の幅広い知識が必要
  • 「市民参加」や「連合政権」を打ち出していた篠原一教授
  • 「垂直権力」と「水平権力」をどう考えるか
  • 論争を呼んだ「アイヒマン裁判」への見解

3.人間の四つの行為――「観照」「活動」「仕事」「労働」

  • 21歳の私は、すでに「観照的生活」の意味が分かっていた
  • 人間は、政治的な「活動」のなかに「不死性」を求めている
  • 「不死性を求める活動」は東洋にもある
  • 「観照的生活」が生み出す社会的価値とは
  • 「仕事(ワーク)」と「労働(レイバー)」を分ける基準とは
  • マルキシズムを"ぶった斬った"アレントの功績

4.革命の本質とハンナ・アレントの問題提起

  • 「暴力」と「権力」は対立すると考えたアレント
  • アレントの考える「革命」は「自由の創設」
  • 「中国の革命」の本質を見抜けなかった日本のマスコミ
  • アレントの理想だった「古代ギリシャのポリス」とは
  • アレントの「価値世界」を表す3つの座標軸
  • 「人間だけが不死性を求める」という言葉の真意

5.「全体主義の起源」の分析と「自由の創設」の思想

  • 「全体主義を食い止める思想」を発信していたアレント
  • 「企業が全体主義の抑止力になる」と考えたドラッカ-
  • 戦後の日本に必要な「善悪」を見極める目
  • タイの「王制」をアレントの思想で分析する
  • 「自分で道を拓く」方向に進んだ私の歩み

第3章 特別収録 H・アレントの『価値世界』について

  1. 価値世界の構造
  2. 人間把握
  3. 空間把握
  4. 歴史把握