知の原理

Wed, 02 Sep 2020 19:27:39 JST (1341d)
Top > 知の原理
- 1988年第一回講演会 -
1988年3月13日、 東京都・大田区民会館

1.学びの基本姿勢とは

  • 長い間、知と格闘し、向上に向けて努力してきた
  • 知の奥には、現代的に危険の少ない「修行の方法論」がある
  • 「心の底から納得するまで分かったとは思わない」という態度を貫く
  • 頭だけではなく心でつかんだものでなければ「魂の糧」とはならない
  • 高度な内容をやまとことばで表すには「自分をごまかさない」姿勢が必要
  • 「虚飾」や「虚栄心」を取り去って残った「核の部分」に真実はあるか
  • 心の底から共感する思想を見いだしていく姿勢を取れ

2.人生の問題を解決する鍵

――認識力を獲得するには

  • 学びの原点は、参考書をヒントに自分で問題集を解くこと
  • 人生の問題を解決するための鍵は「認識力」にある
  • 認識力が足りずに自分の生命を危機にさらした猿の悲劇
  • 「泣き叫ぶ赤ん坊」も「暴れる馬」も、理由がわかれば解決できる
  • 認識力を高めると、悩みの「意外な盲点」が見抜けるようになる
  • より高次な認識力を得るために、地上でさまざまな経験を積んでいる

3.より大いなる高みを目指して

――「知の発展段階」とは

  1. 知の発展段階・第1段階――知的格闘の時代を透過した「知の確立」
    • さまざまな知識や経験が「認識力」にまで高まってくる
    • インスピレーションを受けるための二つの姿勢
    • 自分の心のあり方が変わっただけで、世界が素晴らしく見えてくる
    • 宗教的回心のあと、日々の平凡性に埋没しないためには
  2. 知の発展段階・第2段階――忍耐のなかで「不動の知」を確立する
    • 時間において踏みとどまって精進を続けていく
    • 「得意のとき」と「失意のとき」の両極端の部分に人物が見える
    • 大きな目標を掲げて精進を続け、他の人への嫉妬心を克服していく
  3. 知の発展段階・第3段階――他の人々への愛へと向かう「奉仕の知」へ
    • 自分個人のための知から、より高次なものに奉仕するための知へ
    • 知が生産性を持ち、さらに大きな収穫を結ぶ「菩薩の知」の段階
  4. 知の発展段階・第4段階――「根源的思想」で人類の歴史をつくる