修行の段階

Tue, 09 Oct 2018 22:13:17 JST (2034d)
Top > 修行の段階

(shugyou no dankai)

 

出家修行者の実力差として、弟子になってからの年数としての「放臘」と悟りの程度がある。*1

阿羅漢*2

  1. 「預流」(yoru):神仏の教えを確信し、修行の流れに入る段階。
  2. 「一来」(ichirai):もう一度生まれ変わって修行すると阿羅漢に達することができる段階。
  3. 「不還」(fugen):一定以上の修行が進み、ある程度、プロ修行者として確立しており、素人とは明確に差がある段階。
    いったん身につけた修行態度、勉強のレベルというのは、そうそう退転しない。
    欲界の六道輪廻は今回が最後で、来世は「色界」という精神性の高い世界へ赴く段階。
  4. 「阿羅漢」(arakan):教学がすでに終わっていて、さらに自分の煩悩の滅尽が終わっている段階。

菩薩*3

  • 阿羅漢の条件を満たしておりながら、他の者をよく教化指導でき、実際に救済力があり、それを現実に実践して見せることができる段階。