デフレ時代の経営戦略
Wed, 25 Nov 2015 22:27:56 JST (3083d)
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- 「新しい価値」を創造するために -
(原題: 『創造する経営者』(2)講義)
2001年9月4日、 総合本部
『未来創造のマネジメント』 第2章
1.二十一世紀は「デフレ基調」が大きなトレンド
- 第三次世界大戦は「経済戦争」のかたちで終わった
- 日米協調が続くかぎり大戦争は起きず、インフレ基調にはなりにくい
- デフレの時代は、現金を握っているほうが勝つ
2.デフレ時代の基本的な考え方
- できるだけ借金をしない
- 借金をする場合は「実質金利」をよく計算する
- 見栄やぜいたくのための借金はせず、現金のほうを固めていく
- 手形を使わず、できるだけ現金決済に切り替える
- 不要な建物や土地等は持たない
- 最終の定価を下げ、他社との競争に勝つ
- 安く仕入れて、原価を下げる
- 中抜きを極力外し、直接、最終ユーザーに売り込む
- デフレでも経済活動が活発になることがある
3.黒字体質をつくる
- 宗教的な人は、利益について罪悪感を持っていることが多い
- 利益は、企業が成長・発展するためのコスト
- 新しい価値を創造し、付加価値を高める
4.朝令暮改を恐れない
- 経営環境は日進月歩で変化する
- 結果がベターになるなら判断を変えるべき
5.ときどき「踊り場」をつくり、全体のバランスを取る
- 「生産」「販売」「経理」のトライアングルを安定させながら伸ばしていく
- 従業員が百人を超えたら「財務の目」が必要
- お金の管理を他人に任せないと、企業は大きくならない
- 経営者としての自分を「第三者の目」で見て反省する
6.理想は大きく、戦いは手堅く
- 理想を持ち、それを実現しようとする経営者に、人はついてくる
- 「出ずるを制して入るを量る」が、経理・財務の基本
- 能力に応じた人材の伸ばし方
- 狭いところであっても、常に、「世界一」のものを心掛けよ